元祖ブランド豚、あぐー豚

沖縄の昔からの特産品である豚ですが、うちわけ有名なものにあぐー豚があります。約600年前に中国から導入された豚で、非常に貴重なものです。あぐー豚は成長するまでに時間がかかり、西洋豚が200~300キロなのに対し約100キロと体格も小さいのが特徴です。また粗食に耐えますが、産子数は4~5頭と少なく、脂の量や体格が小さいため、効率が良いとはいえません。そのため西洋種におされ、戦前は約10万頭ほど飼育されていましたが、絶滅寸前にまでなってしまったのです。現在は1981年よりなされてきた繁殖が実り、数を増やすことに成功しました。

あぐー豚は黒毛に包まれており、その肉質は脂が多いのが特徴です。高温多湿である沖縄の猛暑を乗り切るには、あぐー豚は最適なものなのです。猛暑を乗り切るには豚の脂が必要であると沖縄ではいわれていますが、豚の脂で心配なのはコレステロールです。ですが沖縄は長寿国として有名な日本の中でもさらに有名な長寿県として知られています。あぐー豚は外来種と比べ、コレステロール値が4分の1と低く、旨味成分であるグルタミン酸が多いのです。あぐー豚は猛暑を乗り切り、長寿である秘訣の一つといえるでしょう。沖縄のブランド豚はあぐー豚だけではありません。次の項では最新の沖縄ブランド豚であるもろみ豚について触れていきましょう。